工場設備と材料の在庫

守谷インテリア木工所 ( 有限会社守谷建具店 ) は木製・無垢木材のドアなどの建具や造作家具を主力製品とする木工業者です。
製造工程の機械化や充分な材木の在庫により、安定した製品の供給を実現しています。


工場・設備

長年培ってきた技術と3次元複合NCルーター等の高度な工作機械により、安定した製品を提供します。注文住宅や店舗、教育機関等の無垢材や健康住宅へ関心のあるユーザー様にご利用していただいています。
NCルーターのほか、10種類以上の大型加工設備があり、あらゆるご要望に対応できます。

工場: 床面積 450m2

屋外: 資材置き場 約500m2

機械設備:

木材乾燥機 三次元複合NCルーター ワイドサンダー
七軸モルダー 集成プレス機 ラジアルソー
ホゾ取り機 ホットメルト自動縁貼機 プレス機1500×3000
超仕上げ機 パネルソーL3500 直角二面鉋盤
リップソー 自動鉋 溝付機
組み立て機 オビノコ 角ノミ機
  • この他にも意図して伏せている機械設備があります。
  • 工場・設備の資料として記事下部にある動画の2つを参照ください。

本社社屋1階: エントランス, 工場

本社社屋1階工場内 寄せられた機械など

本社社屋2階: 屋内資材置き場, オフィス

NC(数値制御) 3次元複合ルーター

W1100 ワイドサンダー

屋外資材置き場

 
工場の様子

動画をYoutubeで見る,?国産材の木製ドアのオーダーメイド ( 個別記事へ )


動画をYoutubeで見る,?山車の車輪(ハンマ)の製造工程 ( 個別記事へ )

木材在庫例

豊富な在庫を用意しています。

木工製品のコスト対策

樹齢40~50年の小径木を有効利用

日本は杉や檜などのいわゆる人口林が森林全体の約4割を占めています。それら人工林は一定面積内に非常に多くの本数の苗木を植え、主伐材になるまでに植えた苗木のうちの4/5を間伐し、まっすぐな品質の高い材へと成長していきます。特に先にも触れた柾目材を切り出す直径500~600mmの木を育てるには、成長の早い針葉樹でさえ約100~150年の年月を要します。

そのように手間と時間をかけて育てた国産材が、海外からの安価な木材の流入により価格が下落していることが近年の新聞・テレビ等で取り上げられ話題となっています。特に、柾目の切り出せない小径木は非常に安い価格で市場にて取引されているのです。

また、木はたくさんの二酸化炭素を吸収・固定して成長していきますが、30~40年で成長ピークを迎え、その後その二酸化炭素の吸収速度は徐々に遅くなります。さらに、杉や檜などの針葉樹は次の子孫を残すために、大量の花粉を飛ばすようになるのです。そのため、成長ピークを過ぎた木を伐採し再び植林をすることは、空気中の二酸化炭素を減らし、花粉の飛散を抑える大きな効果につながります。

そこでこの小径木から切り出した板目材を扉として利用することで、材料費のコストダウンを図るとともに、自然環境保護に繋がります。

*参考資料:林野庁ホームページ